カルマヨーガという言葉が消える瞬間

門扉を移動するために大きな岩を動かす事になりました。人の手では不可能でユンボをレンタルしたら何十万単位のお金がかかるしと困っていたら、家の前の分譲地を整地するのにユンボがとまっていたんです。工事の方に、お金を払うので動かすのをお願いできないか聞いたら、「お金なんかいらないよ」と言ってあっという間に運んでくれたんです。「いつでも言ってくれればやってやるよ」って。彼はカルマヨーガという言葉も知らないし、ただ淡々とやって、何もやらなかったかのように去っていく姿があまりにも美しくて。カルマヨーガという言葉が消えないとダメなんだなあと思いました。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ