私(紙や)の中の小さい神様

1993年、インドのアシュラムでの勉強を終えて、帰りの飛行機に乗るためにカルカッタに向かっていました。汽車の中で「サッチャナンダさんが明日ダルシャンをするんだよ」っていう一言を聞きました。そこで直ぐに汽車を降りて、反対方向の電車の切符を新たに買って、いくつも汽車を乗り継いで行きました。到着してさらに一週間待って、やっと会えました。
もし、帰りのチケットをパァにするのはもったいないとか、今帰らないといけないからと思って会いに行かなければ、今日の私は存在していません。全く違う人生を歩んでいたと思います。あの時「絶対に会うべきだ!」と、自分の中の何かが囁いてくれた。それが、私の中の小さい神様です。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ