日常生活の中で自分を観察する

習った技を日常生活の中で使いこなしていくための練習は、あなたがやるんです。
眠っているとき以外は、自分の体を観察します。深い呼吸をしているか、中心に力が集まっているか、肛門がキチッと絞まっているか。
そして心、感情を客観的に観察し続けます。今怒っている、今傷ついた、今喜んだ――それに対して反応しないで淡々と、こういう気持ちになったから、こういう感情が起きたんだということを自分で知っていく。
それは、感情を止めるということではありません。喜怒哀楽があるから人間なのです。どんなに激しい喜怒哀楽を感じていても、もう一人の自分の鏡のような冷静な目が、それを知っているということが重要なんです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ