「足るを知る」という表現を「ない物ねだりが不幸の原因」と置き換えると現代的で誰にでもわかりやすいなと思います。ない物ねだりをしている人生は永遠に幸せになれない。病気じゃなかったら仕事ができたのに、自分にこういう才能があったらもっと有名になれたのに、とか。でも、今何かの病気を持っていたとしたって生きてるってことはすごいことだなぁと、命に感謝があれば、ない物ねだりの発想はことごとく消えてしまいますね。命があることへの感謝、自分が今置かれている状況への感謝が本物で、感謝の気持ちが湧いている時は、どんな風景を見ても、何を食べてもありがたいなぁという気持ちが溢れてきます。それは生きていく上で素晴らしく気持ちのいいことです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰　紙やまさみ