ヨーガを続けているうちに陥る心の罠があります。自分はヨーガを知っている、ヨーガをやっていくといつか心の中から憎しみや嫌悪や怠惰が消えていい人になると思い込んで、できている錯覚がおきるんです。
大事なことは、あるがままの自分が今怒っているとか、悲しんでいるとか、やる気がないということを素直に認めて、じゃあそこからどうしたらなりたい自分になれるかと考えて、そのために勇気を振り絞って一歩踏み出す。そういう自分との闘いが、生きていくということであって、死ぬまでこの闘いを続けていくことに価値があるんだと思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ