なんであの人はあんなに活動するんだろうとか、深く深く物を追求していくんだろうとか思っても、その作業自体がその人にとっては楽しいものであり、意識が覚醒している時間の使い方によって、どんどん積み重ねていく作業をしているんです。一つの出来事をなんでこんなに喜ぶことができるんだろう?って思う人がいたら、その人は、いろいろな経験を基にして、物を考えたり、気づいたり、自分の血の中にきちっとした意識的な取り組み方で体の中へ出来事を取り込んでいき、自分の価値感を生み出す――そういった意識的な流れでの経験を幾重にもしているからです。ボーっとしている時間は死んでいる時間。その時間がいかに命が喜んでいないか、だんだんわかってくると思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ