もうひとりの自分がいつも存在している

怒りを鎮める練習をしている。執着を持たない練習もしている。しかし、まだ私の内にはっきりと怒りがあるし執着もある。淋しさもあれば悲しみもある。私は私の内からほとばしる感情を素直に認めようと思っている。なぜならそれは現実にその瞬間、私を揺さぶるからだ。突き上げてくるものだからだ。怒っても、泣いても、笑ってもそこに企みがなければ清々しい。 
そして、ヨーガのトレーニングを始める前とはっきり違う感覚は、どんな激しい感情のなかにあっても、それを見ているもうひとりの自分がいつも存在しているということだ。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ