「慣れる」ことと「熟練する」という事は違うのに、何かが上手になった時、「慣れの心」が大きくなることが多いと思いませんか?慣れた時、感動と感謝と発見が消えています。そして、だらだらと明日を頼りにする様になっていくと思うのです。もちろん高い志と大きな夢を持って、いつでもそれを目指して追いかけていく生き方が大好きですけれど、明日を目指しながらも同時に、今のこの一瞬の生命を生きる尊さを大切にしたいのです。命を生ききるとき、意識ははっきり目覚め、心と行動がつながっています。明日を信じる生き方と明日に委ねる生き方の差が、美しさの差となってその人に表れてくるような気がします。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ