人間は肉体を持っていて、私というこの肉体は私しか持っていない、たった一人きりなんだというのが事実です。誰にも分からない魂の転生の経験が、私の魂しか知らないことがある。全ての人がそうです。だから、自分の気持ちを誰かに分かってもらおうということが間違っているんだと気づかないと、いつまでたっても人間関係で悩み、心が平和にならないんですね。分かり合うことは永遠にない、たとえ親子であってもです。だからこそというところに繋げた時、だからこそ愛したい、優しくしたい、深い思いやりと豊かな包容力で人と人とが結びつかなければいけないんだ、と現実感を持って今やるべきことが見えてきます。自分の想像力の限界を使って分かろうとすることが本当の優しさです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ