椅子を3脚買った時、テーブルの高さと椅子の高さが合わなかったので、椅子の足をカットしたんです。ですけど、でき上がって座ってみたら、お願いした寸法より低かった。私は交換して欲しいって電話をしたんですね。そうしたら担当の方が来て、1時間半くらいかけて話し合ってサイズを決めました。どうなるかなぁと待っていて、デザインも材質も同じ椅子なのに、全然違う椅子がきました。作る人の想いが椅子から溢れ出ていて、座ってみるとクッションのない木だけの椅子なんですけど、座った時、もの凄く暖かくてビックリしたんです。これがメッタなんだなぁと。逆をいえば、形がきれいにでき上がったものでも、そこに祈りと愛が込められていなければ、ただのものだという事。でも同じものでも、そこに愛があり、祈りがあり、エネルギーが込められている。メッタが入ったものは、全然違う存在になるんです。
出典：「五つの天使が微笑んで vol.4 毎日の言葉 編」p136
担当：あや