おはようございます。
まさみブログ「本気の扉」(6月25日)をお届けします。
◆足裏の刺激で五感をビビッドに
昔から、青竹踏みという足の裏をマッサージする健康法がありますね。
以前、足のツボ型にボコボコした突起がついていて、乗って足踏みをすると、全身のツボが刺激されて血流が良くなるっていう道具が流行ったことがありました。
最近もG先生が、脳のボケは、足の裏の鈍さからくるっていうことをよくおっしゃいます。
それは、靴底が厚くなってることとも関係しています。昔は足袋とか草鞋とかで、足の裏が常に地面を感じることができていて、しかもアスファルトの道がそんなになかった頃は、砂利や、石、土の感触とかがダイレクトに伝わって、常に足の裏が大地を踏んでる意識があったんですけど。
今は靴底も厚いですし、アスファルトだから、歩くことにバランスがとれないで不安になることがほとんどないですね。
それが脳が衰える、とても大きな要因なんだそうです。
G先生は、その足ツボ盤みたいな物が最近は100円ショップでも売っているので、それに乗り、できれば目をつぶって、右回りと左回りをして、前に降りて後ろに降りて、左に降りて右に降りって、っていうのを3セット毎日やりなさいとおっしゃっています。
それに合わせて、できるだけ砂利の道を、3分ぐらいぐるぐる歩く。
芝生でもいいとおっしゃっていたので、さゆらばなの母屋の庭は全部芝生になってますから、右回り3周、左回り3周って1分半くらいでできると思います。
いらしたときはそれをやって、100円ショップでその盤を見つけてですね、お家で自分のサーダナの前に、または寝る前に、それを習慣にしましょう。
私は最近、真面目にやってるんですけど、最初の頃は、乗ってるときに足の裏がほんとに痛くて、目をつぶるどころか、掴まりたくなるくらい痛かったんですけど、だんだん脳が覚えてきて。
それに乗ってぐるぐるして平らな床に降りると、わー、こんなにも床って安定してるんだ!ってびっくりするんです。怖いぐらいに。
これはボケるのはしょうがないな、っていう実感があります。いまの道路は、何の危機感も持たないで歩けるからです。
人間が作ったいろんな便利な道具は、もちろん必要に迫られて作られたものではありますけれど、それを使うことを疑わずに生活していると、どんどん脳がボケます。
危機感というのも消えていくし、当たり前になっちゃった脳で生きてるので、どんどん鈍くなる。
それは、五感全部の鈍さですね。
身を守ろうとする本能さえも鈍くなっているのだな、って今思っています。
ぜひ皆さん、ちょっとやってみたらわかると思います。
砂利道で靴を脱いでですね、裸足になって歩いてみる。
私がインドに行ったときに、ラマナマハリシの山と言われている、シヴァ神のアルナチャーラナという山を、未明に裸足で一周するっていう「行」があるんですね。
右回りにその山の麓を裸足で1周するんですけど、最初はほんとに、100mも歩けば血だらけになる、足の裏が。痛くて前に進めない。
でも歩き始めたら、一歩通行なので最後まで歩かなきゃ戻れない。もう泣いてでも、立ち止まってでも、這ってでも、1周しなきゃ帰って来れないんです。
私も歩きましたけど、あれを思えばその盤なんて、尖った盤ではないので、足の中に刺さったりすることはない。
プラスチックがデコボコしてるだけなので、なんてことはないんですけど、やっぱり脳に当たる刺激っていうのは素晴らしい。
どんどん鈍くなっている人間たちに取って代わって、AIが世界を牛耳る日がすぐそこまで来ちゃってるんだなっていう恐れと同時にですね、人間ならではの、人間しかできないことを、もう一度原始時代に戻って復活させないとまずいのではないか、っていう気持ちはすごく大きくあります。
まずは自分のできること。自分の五感を限りなくビビッドに、原始人のレベルまで繊細に蘇らせるために、ちょっとした工夫をする。
たとえば、その盤に乗って洗い物すれば一石二鳥ですね。私はそういう工夫が好きなんで。わざわざ特別な時間を設ける必要はなく、何かとセットにしたらいいと思います。
歯を磨く3分間は、その盤に乗る。乗りながら歯を磨くと、今度は歯磨きがどれくらい疎かになるかということも面白いくらいです。
あー、こんなにボケてるんだな、っていうことを実感できます。ぜひ、お試しください。
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰 紙や まさみ
2021年6月16日(木)朝のレッスンで