かつて私は心の平和が欲しかったのと人を癒せるような存在になりたいという気持ちが強かったのでヴィッパサナ瞑想をしました。千日間の10時間瞑想によってそれまでの自分の汚れをまざまざと映像で見ざるを得ない状況に追い込まれて、自分の恥ずかしさや醜さを見続けました。グルの見えないサポートがあったおかげですが、我というのものがいかに汚いかということがわかったんですね。我、エゴというものは本当に強い力で死ぬまで自分の人生を苦しめている。汚れを落とすという意味は、我というものがじわじわ、知らず知らず、また意識的に消えていく。「自分が」っていう思いさえなくなれば、本当に幸せになっていくんだろうなと想像がついてその道を歩き始めることですね。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ