キューバという国は本当に物がない国なので、不満を言ったり、愚痴を言ったりして生きている人もいますけど、中には本当に幸せだと思って生きている人も沢山います。物がないのに明るくて、豊かで、豊かという意味はモノがない中でたったい一杯しかないご飯を、半分私のためにくれて、私がおいしそうに食べるところを家中が周りに座って見ている。それで、半分減ってしまった物質的なご飯の代わりに、心が満たされている笑顔を私に向けてくれるという事が度々あります。日本はあまりにも豊かなので、見たり聞いたり読んだりしながら本当の豊かさとは、自分は本当はすごく愛されていて幸せなんだ、という事を常に確認し続ける必要があると思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ