テレビドラマの中の俳優を見るように、「もう一人の自分」が今の自分を見られるようになることが、私たちの目指すレベルです。怒ったり、怒鳴ったり、笑ったり、はしゃいだりしているドラマの中の俳優(自分)を、ずっと見ている「もう一人の自分」。「もう一人の自分」が24時間、観客としてテレビの中の俳優を見られるようになると、例えばドラマが激しい暴力を起こそうとした時に、止めることができるようになります。「あんた暴走しようとしてない?」「脚本にそれあるの?」みたいなことをポッと俳優に言えるんです。すると、ドラマはそこから違った、もっと穏やかな、もっと喜びのある、もっと冷静な展開に、スッと変わることができます。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ