阪神淡路大震災の被災された方の言葉に「人間は何を持っているかではなく何を身につけているかにかかっているのだということを、生きるか死ぬかの大地震のとき、避難生活をしながら思いました」というものがありました。何を持っているかというのは、地位とかお金とか目に見える世界ですね。何を身につけているかいうことは、心の中の人としての在り方とか目に見えないものですね。つまり、人としてどれくらい魂のレベルを磨いてきたかに尽きると思うんです。「ヨーガをやるということは生き方を学ぶんだ」ということが心の中心にあったら、なぜ目に見える価値観で人を判断してはいけないのかということの納得の仕方が変わってくると思うんですね。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ