オージャスというのは、データで分析できる、カルシウム、ナトリウム、タンパク質といいた栄養素ではなく、食べ物の“プラーナ”のことです。それをアーユルヴェーダではオージャスと呼びます。オージャスが一番多いのは、出来立ての食べ物。だからなるべく毎日作った物を食べる。数日経ったカレーは、栄養素はあっても、もうオージャスがない。野菜でいえば、ハウスじゃなくて、天日で育った旬のものが、一番オージャスが多い。考え事しながら食べる、イライラしながら食べると、作り立てでもオージャスにならないです。いただきますと言った瞬間に「あぁ、美味しそう!」と思って食べると、それは食べ物に対するひとつの祈りだから、オージャスがいっぱいです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ