見る側が相手の要素の中のどれを見るかは、見る人の中に育っているものと同じ所に焦点が合うんですね。だから、たとえ相手がもがき苦しんでいる状態だとしても、見る側の心の発展段階が進んでいると、相手のすごく素晴らしいところ、ポジティブなところ、優しいところが本人よりも良く見えるんです。そういうことが実感として分かってくると、人の意見を鵜呑みにするのは違うなぁと明らかに分かってきますね。自分の魂のレベルを上げない限り相手の人の良さは見えてきません。もっと自分の中の観念的なものを壊していって、物の見え方が狭いことに気づき、高めていくことによって、相手の人の全く違うところが見えてくるっていうことを練習すべきだなって思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ