過去の習慣と判断で自分が動くのを止めるための大事なポイントは、「気づく」ことです。徹底的に「気づき続ける」ということです。自分がいましていること、いま考えていること、いま話していることに気づくことです。気づけば、癖は直せますが、癖に気づいていないと、癖のままの動作が続いていきます。そして無意識の思考が続いていきます。その思考回路を破ることはできません。けれど、気づけばすぐに変えられなくても、気づき続けていくうちに、少しずつ軌道修正することは誰にでも可能です。例えば、どちらの鼻の穴から息を吸っているのかといった小さなことでも、観察し続けると。そこからつながって、体の癖に気づけます。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ