何か困難があった時は、広い野原をぼーっと歩くんじゃなくて、幅数十センチの平均台の上を歩くような気持ちになると思うんです。家族が病気になったり、仕事が上手くいかなくなったり、いろいろな困難ですね。アーサナでそういう困難に立ち向かう体力を作っています。体力ができると気力も湧いてきます。どんなに気持ちがあっても体力がないと、諦める気持ちが出てきたり、見ないようにしようと姑息なことを考えたくなるんです。でも体力が充実していれば、「やれるところまで真剣に、一秒一秒集中力を使って生きるぞ!」という気持ちが湧いてくるんですね。その積み重ねによって、存在感のある何とも魅力的な人としても力がついてくると思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ