「このままでいいのかな？」という自分に対する問いかけは、常に持っていた方がいいと思うんです。負荷をかけるのが段々億劫になるのが人間ですね。負荷をかけても乗り越えられないかもしれないと思うと、プライドが自分を守ろうとしたり、労力を使ってやったからって何になるの？みたいな自分に対する計算とか。それが一番心身の老化ですね。「このまま八十歳になって達成感がある人生なのかな？」と自分で常に考える。慣れないうちは負荷が重たい荷物のように感じるかもしれませんけど、自分が確実に進歩向上していると分かってくれば、自分の豊かさが確実に広がっている、そういう喜びの方が実は大きくなりますね。
出典：「五つの天使が微笑んで　vol.4」p271
担当：さかい