人間は皆一人です。一人で生まれて一人で死にます。誰にも分からない魂の転生の経験が、私の魂しか知らない事がある。自分の気持ちを誰かに分かってもらおうという事が間違っていると気がつかないと、悩みや寂しさなどの思いに駆られて心が平和にならないんですね。分かりあう事は永遠にないと分かるからこそ、優しくありたいと思うんです。包容力が大事だし、思いやりと豊かさで結びつくことが大事で、現実感を持ってやるべき事が見えてきます。そうすると、今まで絶対に手に入らないものを欲しがって苦しんでいたことが分かりますし、だから人に優しくできなかったり、人の心が想像できなかったんだなということも分かりますね。
出典:「五つの天使が微笑んで」vol.3[1]p64
担当:安田