自分を観察していくと、自分の弱点もたくさん見えてきます。良いところも見えてきます。弱点を消していってなりたい自分になるのか、良いところをどんどん育ててなりたい自分になるのかというと、絶対に後者の方が早いです。自分の好きなところ、自分の良いところ、自分としてすごく自信があって気持ちが良くて力が全開になって前向きになれる自分の良さをどこまでも大きく育てていこうとする。
それに対しては、努力を惜しまずに一生懸命育てようとすること。そうしているうちに、自分の弱点は知らない間に目立たなくなります。でも生涯消えることはありません。ただ小さく目立たなくなるだけです。だとすれば、これを消すことにエネルギーを注ぐより、人生が気持ちいいなぁと、毎日生きていて嬉しいなぁと思える自分の良さを、どこまでも大きくして行く努力を惜しまない方がやりがいはあるし、周りの人もそれによって幸せになります。命が輝くとはそういうことです。
出典:「五つの天使が微笑んでvol.2毎日の言葉篇」p88
担当:ゆみこ