目に見えるもののなかで生活しているようですけれど、実際は目に見えないエネルギーの影響をあらゆる面で受けながら生活しています。

人や色や空間の持つエネルギーもありますし、味の影響によって心や感情が変わったり、もちろん体のなかが変わったりもします。

様々な見えないものの影響を受けていて、それは自分が出している波動と引き合っていることが多いんですね。

自分の体から発しているエネルギーの質が低ければ、当然のことながら低いエネルギーのものを呼び寄せます。共鳴するわけですから。

人間関係だけじゃなくて、音楽、絵、本、映画、食べるもの、服や言葉でも。

何でもそうなんですけど、結局自分があぁ気持ちいいと好ましく感じるものは、自分の出している波動以上のものは少ないんです。

少しずつ自分のレベルが上がってくると、現状では自分の出している波動の質はそこには及んでいないけれど、本当に美しいものを感じるセンサーが働くようになってくるんですね。

それで質の高いものを見つけ出そうとする動きが、自分の心のなかと、見えているもののなかに出てきます。

ある程度のステージを超えないとそういうことは見えてこない。

ある程度のステージを超えるという意味は、やはり内的人生のスタートという意味です。

内的人生をスタートして歩き出すと、自分はまだまだのステージにいても、神様の声を聞こうとする姿勢が強くなります。

肉体のレベルとは全然違う波動を持った自分のなかにいる小さい神様が、大きい神様との交信を上手に始めてくれるようになって、そこでこういうものを身の回りに揃えた方がいいよって言ってくれるようになるんですね。

その声に素直に従っていると、ある時ふと気がつくと五年前と家のなかがガラッと変わっている、もちろん人間関係もお友達もガラッと変わっている。

仕事自体は変わらなくても、取り組む姿勢がガラッと変わったことによって、お仕事で出会う方々がガラッと変わっている。

気がつくと自分の心の平和度、達成感や幸福感というものが、ものすごく上がってるなぁと。

ワクワクしようとかニコニコしようとか、そういう意識は全くないんですけど、自然にそうなっていて、振り返ると結果的にいつも「五つの天使」が自分の側に張り付いてるって感じです。

どこにも行かない、いつもいてくれて、いつでも心の底から知らない間にニコニコしたくなるような気分が湧き上がっている。とてもワクワクするようなことが頭のなかにいっぱい溢れている。

それもこれも大いなるもののご加護があって、健康で好きなことを一生懸命やれて、苦手なことに挑戦した方が好きなことが上手になるんだなっていうことを理解できるような自分になったからだなぁ、有難いなということがわかるので、五つの天使がいなくなることがないんですね。

そうなるためには、今日の二時間のヨーガで細胞全部生まれ変わらせたんだ、生まれ変わってくれたんだ、違うエネルギーのステージに自分は上ったんだということを強く意識する必要があるのです。

その生まれ変わった自分の目で、素直に心地よいと思うものを探す。

さっきまで、家を出るまで大事だと思っていたものも、そういう気持ちで家に帰ってふと、心地よくないと感じたら、潔く処分する。

過去の自分のめちゃめちゃな波動の時代に好きだったもの集めたもの、出会った人出会ったもの、悪い習慣、そこにあまりにも無意識に執着が強いと、なかなかそれを忘れてしまうくらいの勢いで手放すということが、どうしても難しいように思います。

手放すことが鍵です。

そしてふとした小さい神様の声を大事に大事に聞こうとする。

ですが実は、本当に小さい神様が言っているのか、自分の我欲が小さい神様のフリをしているのかということがあるのです。

この小さい神様のフリをしてしゃべる我欲というのを見極めないといけない。それが「巧妙な言い訳を見破る」と私が呼ぶものです。

やはり一息十秒の集中力とプラーナヤーマの時の集中力で、体のなかを研ぎ澄ませていく。

そして本物は誰だ！っていう目で自分のなかの声を聞くという練習は、とても大事です。

それによって想像を超えるスピードで、エネルギーの質が上がり、人生がどんどん手応えのある素敵なものに変わっていきます。

ヨーガ教室主宰　紙や まさみ
2018年9月13日（木）夜のレッスンで