歌舞伎役者の坂東玉三郎さんは、五十年間、毎日舞台が終わると真っ直ぐ家に帰って、トレーナーさんに筋肉をほぐしてもらい、体を温めて早く寝るということをしているそうです。ただただ、今日より明日、いい踊りを観せたい、完璧なものを踊りたい、それでお客様に喜んでもらいたいという気持ちで、そういう日々を過ごされています。すごく感動しました。
彼にとっては、それが一番充実感と達成感のある生き方なんです。そういう気持ちのない人には、つまらないと思うかもしれません。けれど、自分の志と使命を認識して、いらないものをどんどん手放していくと、究極、彼のような日々になり、彼のような人生になるんだろうって、思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ