感謝はもらってありがたいと思うだけではいけません。ありがたいという気持ちで、人に同じ喜びを与えてはじめて感謝が完成するのです。人から与えられるばかりだと、もらうのに慣れてしまい、返せなくなってしまいます。優しさや知恵や助けを頂いたら、必ず返すことが大事です。これを私は返謝で感謝が完成するといっています。もちろん感謝を返すといってもそれに見合うだけのものやお金を渡せというものではありません。大切なのは、多くの人のために自分の人生を人に費やすこと。つまり時間を与えることです。笑顔と優しい言葉で感謝の思いを伝えるだけでもいい。その人に出来る範囲のことを、善意をもって精一杯行えば良いと思います。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ