私達が何かを行うとき、他の人と同じようにできなくても、大して重要な事ではありません。「ラーマヤナ」に次のような話があります。ヴァナラスは海を渡ってランカー島に行くために橋を造っていました。ヴァナラスの働きぶりをみて、リス達は海辺まで走っていって体を濡らし、砂浜に寝転がって砂を濡れた体にいっぱいくっつけました。そしてみんなが橋を造っているところに走ってゆくと、体を震わせて砂粒を落としたのです。少しでも橋造りの役に立つようにと。どこの誰かが、素晴らしい事をしたかもしれません。一方、あなたはこの話のリスの様に、砂粒を撒くくらいの事しかできないかもしれません。しかり、それで十分なのです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ