苦手なことを楽しくやる努力を

「好きなことをして楽しく明るく暮らしなさい」という言葉が聞かれますけど、嫌いなこと、楽しくないことをやらなくていいということではないですね。苦手だなとか嫌いだなとか面倒くさいなと思う事でも、外から負荷をかけられたり、自分で自分に仕掛けたニンジンを追いかけるという負荷のかけ方で、一生懸命努力していくと、思ってもいないようなワクワク感が、苦手だなあとか思っていたことの中に見出せたりするんですね。どうやったらこれを楽しくワクワクできるのかという気持ちで見ていった時に、すばらしい発見があるし、知らない間に自分の心の筋肉が養われていくんです。アーサナでもそのことはよくわかります。やりたくないなあというアーサナを、自分の体に絶対的に必要だからとやりこんでいくと、体が欲しがっていた動きだなあというのがわかるんです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ