仰向けに寝た時に腰椎三番が必ず床に着きます。肩甲骨がちょっと寄ってすっと力を抜いた時に腰椎三番がぴたっと床についていると、呼吸の深さを感じると思います。肩甲骨が柔らかくなっていくと自然の呼吸が非常に深くなっていく。これはすごく治癒力を高めるんです。寝る時もできるだけ腰椎三番が床に着いた大の字にすると、昼間したヨーガの効果が出て寝ている間に骨を大きく動かしてくれます。
　感情が乱れたり、心や中心線がぶれたりしている時には、必ず無意識の呼吸が短くなっています。肩甲骨を柔らかくしながら意識的な深い呼吸を限りなく練習し、無意識の段階でも深い呼吸ができているように自分に教え込んでいきましょう。
ヨーガ教室シャンティパット主宰　紙やまさみ