悲しみの分だけ心の中に花があって、それがいつか花束となり、同じ悲しみを持っている人を慰めるために、その花束を差し上げる事ができます。
だけど悲しんだり悩んだりした事のない人は、あげる花もなければ相手が今悲しんでいる事が分かりません。元々、人間の心はいつも揺れているもの。その中でずっと迷いがあり、それをなんとか明るい方向へ持っていこうと考える。その作業に意義があります。
人の心の中には曇りも雨も嵐もあれば快晴もある。その味わい方が、その人の品性と生き方と包容力・想像力の大きさに繋がるわけですね。
出典:「五つの天使が微笑んで vol.4[毎日の言葉篇]」p240
担当:詩子