姿勢がその人の人生を物語ります

背筋のつきにくいタイプの人というのは、だいたい姿勢が悪いですね。腰が落ちていて、背中が丸くなっているので、レッスンで鍛えたものは、その後まるい姿勢になった時からもうゆるんでしまって、すっかり筋肉を活性化させた力がなくなってしまいます。それは心と体の関係です。心が自立していないで生きている人は、いつも腰が落ちているんです。姿勢がその人の人生を物語っているというのは、当たっていると思います。筋肉の問題よりも心の中の自分の生きる姿勢を考えてみて、とにかく人間として自立しようと、潔く生きると、自分で自分の責任をとると思った時から、ストローのプッチンが縮まなくなるので、あっという間に背筋が生えてきます。
出典:「五つの天使が微笑んで」vol.3[1] p43
担当:川上