集中力と緊張感を持ったもう一人の自分の眼で「つもり」の自分を見破りましょう

もう一人の自分が自分のことを観察している「つもり」が一番実は怖い事で、このもう一人の自分というのは非常に曲者です。本当に集中力と緊張感を持ち続けていないと、このもう一人の自分というのは実は見たいところだけを見ている自分勝手な眼のもう一人の自分になりやすいので、これは非常に危険な落とし穴です。初心の時の緊張感と謙虚さで、どんな年齢になろうと、どんなにキャリアを積もうと、どんなポジションになろうと、これをよく反省して、生きているっていう事は毎日毎日間違いを犯し続けているっていう事ですから、その日の内にその自分の間違いを客観的に見つけ出す。そして明日は同じ間違いを繰り返さないための対策を心に刻む。この反省がなく、自分の中でいい人の「つもり」でいるっていうのは非常に見苦しい人生になっていきますね。前進し続ける、磨き続ける、伸び続ける、っていう事は、どんどん謙虚になるということです。謙虚という言葉が消えて謙虚になった時、その人の存在はすごーく大きくなるんですね。
出典:「五つの天使が微笑んで vol.3 ありのままの自分」p166
担当:ゆみこ