古来の伝統行事に込められた意味やエネルギーの変化を感じ取れるようになりましょう

神道の世界では、夏越の大祓いと師走の大祓いというのをします。この2つの祓いにおいては、エネルギーの浄化ということが非常に大事なんですね。定期的に自分の心を振り返り、エネルギーの状態を点検して、自力で取りきれないものは神様に直接お伝えできる存在にお願いして払ってもらったり、神様の力をいただいたりします。節分や雛祭りなどもそうですが、日本古来の伝統的な行事にはちゃんと意味があって、昔の人はそれを分かっていたので、一般的に行われてました。今では、文化的な暮らしが拍車をかけて、人間の感覚が鈍くなり、感じ取ることができない人間たちが増えてしまっています。ヨーガに出会った私たちは「目に見えないエネルギーによって生かされている自分の命だ」ということに実感を持って、できるだけ目に見えないものの意味を考える練習、感じ取る練習をしていきたいですね。
出典:「五つの天使が微笑んで vol.3[2]」p94
担当:安田