[Masami Blog]超くだらないプライドをどうやって手放すか

おはようございます。
まさみブログ「本気の扉」(3月12日)をお届けします。

◆超くだらないプライドをどうやって手放すか

まさみ語の中に、「まず自分を疑え」という言葉があります。

何かが起きた時に、まず「自分が何か間違えたかな?」という視点で、自分のことを点検するっていう意味ですね。

それは全てのことに当てはまります。

特に人間関係で問題が起きた場合は、まず自分を疑う。

たいていは、相手のせいにしたいですよね、人間は。

心の中に湧いてくる「自分は悪くない」っていう思いを通したい気持ちで、「あなたがこうしたからでしょ?」「あなたがこう言ったでしょ?」って、言うんですけど。

「自分は悪くない」って言った後、心の中がスッキリ晴れやかで、私は本当に全然悪くない、100%晴ればれってなる人は、あんまりいないんじゃないかと思います。

特にシャンティパットでは、ほとんど1人もいないのでないかと私は期待しますね。

もし「あなたが悪かったのよ」って言って、自分は悪くないと思って、100%「あースッキリした!」って思う人がいたとしたら、それは相当レベルが低いです。

自分の中心にある魂は、神様の分け御霊なので、本当のことを知ってますから。

ほんとに美しいものは何か、も知ってます。

ただ、それが顕在意識に上がってこないだけで、深い深い魂の中心では、どう生きることが正しいことで、どのように生きることが美しいかっていうのは、十分わかってるんですね。

魂の中心にある、本来あるべき姿を掘り起こそうとして、私たちは毎日のサーダナで、汚れをどんどん、どんどん、落としているわけです。

ほんとの声を聞きたいと思うからですね。

そういうトレーニングをしていれば、自分は悪くないと言った後でも、なんとなくスッキリしないっていう気持ちが残ってるはずなんですね。

「ほんとにそうかな?」って思う気持ちが、言葉は違うけど、なんかスッキリしないわねっていうことを、感じてるはずなんです。

なので、最初から、まず自分を疑う。

私のどこがいけなかったのかな、私が何を間違えたのかな、私が悪かったんじゃないかな、私が悪かったに違いないと。

そこまでいけると、もの凄くスッキリします。

ほんとのことを見つけるからですね。

色んな考え方があって、360度から物事を見れば、絶対に自分は悪くないって視点も確かにありますけど、その反対側から見たら、やっぱりそうしたのは自分のせいだなって見方も必ずあるんですね、どんな事柄にでもですよ。

他の人が全員「あなたは悪くない」と言うような出来事でも、自分の見方次第で、「でも私がここでこうすればよかったんだ」「だからやっぱり私が悪かったんだな」という見方は必ずあるんです。

それは、感情的に自分を責めるとか、落ち込むとか、やけになるとか、そういうこととは一切関係なく、進化、向上のための気付きです。

ここが間違ったんだから、次回はこういうことをするのはやめようと決めて、一歩前進するために、その視点を使うということなんです。

これはほんとに、ひとつのスキルですね。自分の持ってるスキルになります。

そういう回路が持てると、進化が早い。前進も早い。

なぜなら、相手は全く関係ないからですよ。

自分は悪くないと思うことこそが、相対的な人生の権化ですから。極み。

私たちが絶対的な人生を歩いていく時に、神様に向かって「自分は悪くない」って言ったって、神様はもっと、遥かに高い所から、物凄い広い視野で、宇宙全体を見通しながら「あなたのここが違ってたんだよ」って、言ってくれてるのに、そこに向かって、「私は悪くない」って言うことが、いかに滑稽かっていうことですよね。

この相対的な人生っていうのは自分の魂の進化のためにあるわけで、だから色んな出来事がたくさんあればあるほど、進化のスピードが早くなる。

その相対的な関係の中で、まず自分を疑うということができて、そしてそれを「ああ、私が悪かった」ってスッと受け入れて、どんな風に直せば次は問題が起きずに、自分も気持ち良くなれるのかってことをすぐに考えて、それを対策として自分で練習して行く。ものすごくシンプルな、単純な回路ですね。

これさえ自分のものにすれば、相対的な人生で事件が起きれば起きるほど、楽しいですよ。

どのくらい短い時間で自分が納得して、自分の栄養に変えられるのかって話ですから。

どんどん自分の達成感が増えていく。

しかも、どんどん自分の丹田力も大きくなり、想像力が豊かになる。

相手が、なぜこう言ったのか、なぜそう動いたのかっていうことが、徐々に徐々にほんとに核心を突いて分かるようになるからですね。

そうすると、相手に対する同情心とか、思いやりとか、助けたい気持ちという愛情が、もっともっと大きくなっていく。

それは、自分自身を幸せにする。

どんどん幸せにするし、自分の中の達成感が大きくなっていくんですね。
 
昨日もレッスンの後で、「自分は悪かったって思えない」っていう話をしてる人がいて、「そう思ってると病気になるわよ」って。

自分は悪くないっていう風通しの悪いものが、心の中にあるだけで、体の中の循環をストップさせてしまうんです。

病気の一番大きい原因はそれにあると思います。

それは、別の言葉でいうと、くだらないプライドなんです。

超くだらないプライドを、どうやって手放すか。

それは内的な人生に目覚めるってことになります。

内的な人生にプライドなんか一切必要ないですから。全く要らない。

ただ、内的な人生を絶対に歩くんだってところだけにプライドを持つ、執着を持つ。

あとはもう、風のように受け入れて、学んで捨てていくっていう流れの中に生きていくことですね。

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰 紙や まさみ
2021年3月4日(木)のレッスンで