[Masami Blog]美しい調和の状態、サットワを目指して

おはようございます。
まさみブログ「本気の扉」(2月28日)をお届けします。

◆美しい調和の状態、サットワを目指して

ヨーガ的に考える宇宙の進化のプロセスは、シヴァという純意識とシャクティという活発なエネルギーが影響しあって振動が生まれ、その振動が様々な周波数の振動を生んで、物質の創造全般に影響を与えたというものです。

大宇宙は小宇宙に内在しています。
人間の分子構造には宇宙の特質の原型が含まれているのです。

素晴しい調和の状態というのは、動きがあるところから展開して生まれるんですね。

素晴しい調和の状態を、サットワと言います。
動きのある状態をラジャスと言います。
何も動かない停滞という状態をタマスと言います。

何も動かないタマシックな状態からは、決してサットワには行かれません。

サットワという調和の状態に到達するためには、ラジャシックでなければ到達はできないのです。

人間に置き換えてみると、サッチャダルマさんもよく仰ってましたけど、タマシックな人は決して調和に到達しない。
なぜなら動きがないからです。

サットワという調和の状態、サトイックな状態に到達するためには、自分をラジャシックにつくり替えないとならない。

ラジャスという動きのある、言い換えると、行動、もっと動けば攻撃という状態に自分を持っていくことによって、次第にサットワという完全な調和状態に到達する道ができるんですね。

生まれ持った傾向性として、タマシックな人とラジャシックな人がありますね。

ラジャシックな人は、サットワに行きやすいので、それは神様からのご褒美だと思ったほうがいいです。

けれど、ラジャシックな人は非常にヒステリックだったり、他人を攻撃しやすかったりもするタイプなので、間違った使い方をしないように、自分に対する厳しい調教がとても大事になりますね。

ラジャシックな動きをいい方向へ動かしていけば、必ずやサットワという大調和のなかへ行くことができます。

タマシックな人は、タマシックなままでは永遠に調和の状態には行かれません。

タマシックのイメージは、重い、鈍重、安定、動きがない、ゆったりしてたい、だらだらしてたい、のんびりしてたい、固まっていたい、変化が苦手。 そういうタイプをタマシックな人といいます。

それが悪いということではなく、タマシックをベースにしてラジャスを生んでいくための努力は、ラジャシックな人がサットワという完全なる調和に届くより大変だということです。

そこに、なぜ今世タマシックに生まれたかという意味があって、今世の宿題の大きさというものが見えてきますね。

客観的に自分を判断すれば、自分がタマシックなタイプなのか、ラジャシックなタイプなのかはすぐにわかると思います。

わかれば、完全なる調和というサットワ、サトイックな精神状態、サトイックな精神レベルに到達するために、自分はどういうふうに歩いていったらいいのか、どういうふうに自分に負荷をかけたらいいのか、ということがはっきり見えてきます。

その負荷が当たり前になることが大事なんです。

タマシックな人がラジャシックになるための負荷をかけると、最初は嫌になる程大変に思うみたいです。
頭は疲れると思うようですが、それが当たり前になるまでやると、気にならなくなって、普通になる。身に付くんですね。

その時、タマス、ラジャスが自分のなかで半々くらいになってちょうどいいバランス。

そこからラジャスをもっと開発していくと、必ず大調和のサットワの状態に届きます。

でも当たり前にならないと、永遠にタマシックな人生で、今世では調和に到達できない。

タマシックな人生は、いつも重くて苦しい悩みが常に付きまとう。

進歩がないからですよ。なぜなら、ラジャシックでないと、進化は生まれないです。
向上もないです。
ものが動かないからです。

そういうことをよく考えてみて、自分が自分のなかを動かしていく。どういうしかけをしていったらいいか。

またラジャシックな人は、簡単に動くのが当たり前ですけど、その方向性と勢いの使い方とコントロールを、自分でよーく学んでいく。

そうすると、より早くサトイックな状態へ到達できる可能性がありますね。

こういう考え方や見方で自分を捉えるのも、マルチで、立体的な感性の拡大ですし、自分を客観的に判断できる。

そうすると、客観的な判断に基づいた対策と、やるべきことがはっきり見えてくる。しかもすべての努力が当たり前、普通になっていく。ここがポイントです。

普通になったときには疲れないし、当たり前なんだから気にならなく、普通にやれるようになるってことですね。
普通にやることが当たり前になるということが、とても大事なキーワードです。

令和2年が更に、立体的感性の拡大という意味に於いて、いままでの自分の視点ではないところから、いろんな角度からひとつひとつの物事をいろいろに見ていく。 それによって、まだ開発されてない自分の潜在能力が、むくむくと芽を出し始めるということですね。

アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰 紙や まさみ
2020年1月23日(木)朝のレッスンで