おはようございます。
まさみブログ「本気の扉」(1月10日)をお届けします。
◆歳月が育む、素敵なエネルギーの循環です◆
新しい年が始まりました。
昨年末、ホームページを介して「知人の紹介」ということでレッスンの体験を申し込んできた方がいました。
知人って誰かしらと思っていましたら、実は創立の頃にここのメンバーだったAさんのことで、彼はその息子さんでした。
Aさんは、指導者コースを受けたりとても熱心にヨーガに取り組んで、12、3年ほど在籍していました。
その彼女がヨーガを始めてから結婚して産んだ子が、体験に来たT君でした。
私は、彼女の恋愛、結婚、妊娠という時の流れを共有して、妊娠中もどんどん大きくなるお腹に話しかけたり触ったりしながらヨーガをしていたので、私も一緒に産んだような気持ちになっていた思い出深い子で、いま22歳になったそうです。
T君はちょっと変わった子供だったので、子育てもすごく大変だったんですけれど、その頃から私は「T君は天才だから、将来すごいことをすると思うよ」とずっと言い続けていました。
いろんな事情があってAさんがここをやめられてから、連絡はなかったんですけれど、風の噂でT君が東大にストレートで入ったと聞きました。さらに大学院に進んで、博士として研究者になるのだそうです。
自分も一緒に産んだように思っていた子が、22歳になって、日本の将来を担うような研究に一生懸命に取り組んでいる。
小さいときは、ものすごく身体が弱くて細くて、いつも病気をしていたんです。勉強ばかりしていたから体を動かさないといけないと思ったのか、Aさんが22歳の息子に私のところへ行くようにすすめてくれ、まるでシャンティパットに戻ってきたかのように連絡をくれたことに、何だかものすごく感動しました。
私自身は、ヨーガを教えるようになって今年で34周年、35年目に入ります。
4月になりますと来年は35周年になります。
21歳のときにあと数年と言われた自分の命を、とにかく死ねないなら生ききることに取り組もうと思って出会ったのがヨーガで、それがあまりにもパワフルだったから周りにいる人たちに伝え始めて、気がついたら34年が経ちました。
そんななかで、前に来ていた方のお子さんが大人になって戻ってくる。この繋がりですね。考えもしなかったことが、私の人生に起きていると本当に嬉しく思います。
いつもお伝えしてきたことは、その時その時の私の精一杯ですけれど、いまから思えば創立当時、30数年前の私なんて、我欲の塊がレオタードを着ているようなそんなレベルでしたから。それでもAさんは10年以上も一緒にヨーガやってくださって、なおかつそこからさらに15年以上も経って、体と心をつくり直せと自分の息子を送りこんでくれる。
出会ったその頃の、真剣な人間と人間とのふれあいが、彼女の心にも何かを残したのかなと思うと、自分が信じてそして持っているもの全部を出しきってお伝えしているということが、少なからずこんな風に素敵なエネルギーの循環を生んでくれるのだなと思います。
ものすごいプレゼントを頂いたような気持ちです。
また何か、新しい風がシャンティパットに吹いてきたように感じます。
設立当初は、全員が学生だったんですよ。みんな大学生で、ヨガファームをつくることに本当に夢中になって、勉強より楽しんで頑張ってくれていたような時代でした。
いままた、T君やそのお友達や、若者のパワーがシャンティパットに戻ってきたら、大人の知恵と合わさって更に何かよい方向へ進んでいくのだと感じています。
ちょうど30年前の1月8日に平成が始まりました。今年はそんな平成が終わり、新しい時代が始まる特別な年です。
素晴らしい未来を思い描きながら、みんなで歩んでいける一年でありますように。
日常の小さなことを大切にしながらも、日本の将来と地球の未来を守るための視点を持ち続ける日々を、しっかりと共に生きていきましょう。
アメイジング・ヨーガ教室
シャンティパット主宰 紙や まさみ
2019年1月8日(火)