潔く大らかで、力強く開放された心

生まれて初めてインドに行った時と、その後十年ぶりに里帰りした時のインドの両方で、ものすごく印象に残っている景色があります。ちょっと暑いけど風がほんとに爽やかな場所で、青い空に雲一つなく、そこに火焔樹(かえんじゅ)という大きな樹に、炎の色の真っ赤な花が空に向かって伸びている。その突き抜けている感じが、見事に潔くて大らかで、すっきりしていて爽やかで、力強くて開放されていて、何とも言えない気持ちのいい景色なんです。ただ真っ青な空だけじゃなくて、そこに火焔樹の赤が空に向かって伸びている。こういう心にいつかなりたいってすごく強く思ったんです。
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ