儚さの中で生きている人を責めてはいけない

素直なものの素晴らしさ、素直な人の純粋さ。真っ直ぐに伸びてゆく。気持ちよい程にためらわずに。幸せだと全身が言っている。生きていることが嬉しいのだと。なんて、人を、周りを明るくさせるエネルギーだろう。嘘のない。
儚さの中でもだえることの無意味さに気付きさえしたら、一瞬にして世界が広がるのだ。
かといって、儚さの中で生きている人を責めてはいけない。侮ってはいけない。のびのびした、解放された軽やかな時を、誰もが生きられるのだということに気付く日がきっと来ますように、と祈る。真剣に祈る。無心に祈る。  
素直になって、気付こうとして、本気になって、求めたら、もう道は示されている。はっきりと。瞳を塞いでいるその1枚のフィルターさえ剥ぎ取ってしまえば、呼吸がずうっと楽になるのだ。過去の志向パターンを打ち破る意思と、あるがままを認める勇気を分けたい。
出典:「五つの天使が微笑んでvol.2 満月のチャンティング編」1995.12.22.
担当:ゆみこ