自分の得にならないことが心の栄養に

「日本の価値基準は今、損得勘定一辺倒となり、判断のものさしは極端に短くなりました。目先の損か得かだけに目敏くて、持っているものさしの短い人は卑しくなります。過去を省みる余裕がなく、未来に思いを馳せるゆとりも生まれません。日本を良い国にするには、鷹揚な人が長いものさしで測るように変えなければなりません。人間の体に栄養が必要なように、心にも栄養が必要です。体の栄養は食物ですが、心の栄養は自分の得にならない事をやる事です。得する事しかやらない人は、心の栄養が欠乏して人間が卑しくなるのです。自分にとって何ひとつ得にならないことに取り組んで、心を健康にしましょう」鍵山秀三郎
ヨーガ教室シャンティパット主宰 紙やまさみ