ときどきテレビで、末期がんにかかって西洋医学の医者に余命3ヶ月と診断をされた人が奇跡的に回復したという番組がありますけれど、そういう方々は「病気になって本当に感謝しています」と口々におっしゃいます。自分の命があと3ヶ月と思ったときに、とめどなく感謝の気持ちが全ての存在にわいてきて、そうしたら何もしていないのに突然次の日に病気が治っていましたというような話はほとんど同じですね。病気があったとしても、その病気によって出会いがあり、人の愛に気づき、自分の未熟さを発見し、自分の弱さを見つめ、病気にも「本当にありがたいなあ」と思ったときに、からだの中がバーンと変わります。
ヨーガ教室シャンティパット主宰　紙やまさみ