「中心は何か」を追求する練習をしていく事が大切です

アーサナで、どのポーズをやる時も自分の中で「このポーズで一番大事な事は、何なのか」という事を常に見極めようとしながら体を使って息を吐く事が大切です。体がそれをできるようになっていくと、だんだんと人を観察した時にも、口ではこう言っているけど、もっとこれをして欲しいんじゃないか、とか理解して欲しい事はこっちなんじゃないかとか。出来事を見た時にも、すごく重要に見える事の奥に、実はもっと大事なことが隠されているとか。そういう事がどんどん直感的に分かるようになって、中心を外さない人になるんですね。そうするとすごく少ない労力でいつも手応えのある人間関係を作っていく事ができるし、信頼関係も深まっていくので、アーサナをする時に漠然と、筋肉と骨格という捉え方は卒業して「中心は何か」というのを、自分なりに答えを常に出しながらやってみて下さい。
出典:「五つの天使が微笑んでvol.4 ―毎日の言葉編―」p83
担当:ゆみこ