反動を使った動きを止める事が、自分の傾向性と癖を発見する鍵となります

反動の動きだけで体が動いていると、何百回やっても大した筋肉は開発されないんですね。一瞬一瞬を止めながら動くというのは、中心の力と丹田の力、二つを組み合わせてコントロールしている状態なんです。でも反動というのはどこもコントロールをしていないので、玉が右に左に動くっていう。ただそれだけなんです。
それはそのまま人生に置き換える事ができます。反動を使って生きている人は人とのコミュニケーションにも反動を使っているだけで、どこにも心の調教がなされてないんです。
一切の反動を使わないで準備体操をまずやってみるという事にチャレンジし、それが自分の日常生活の癖を発見する鍵だと思って、そういう目で自分の行動、言葉、動き、仕事のやり方、人間関係を見てください。面白いように気づかなかった自分の傾向性と癖が見えてくると思います。
出典:「五つの天使が微笑んでvol.3(1)すぐに、じかに、自分から」p35
担当:くみこ